ロウ付けとは?
DIYでは基本的の木工が主流になりがちです。
しかし金属であれこれできたらより幅が広がるじゃなかろうか。
そうなると溶接という手段を取ることになります。
ただ、僕は工業高校出身なのでわかりますが、溶接って道具とか大げさです。
あと一般家庭ではブレーカーが落ちたりします。
火花出るから家の中ではできないですしね、、、
そこでどうにかならないか?と考えたとき、槍玉にあがるのがロウ付けです。
ロウ付けは、簡単に言えばはんだ付けの強化版です。
今回はこのロウ付けがどれくらい強いのか検証してみました。
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ステンレスボルトをロウ付けしてみた
ロウ付けに必要なもの
まずは物資の準備、ロウとフラックスとガスバーナ。
これらはホームセンターにも売っています。ちょっと高いけど。
あとサイトによっては耐熱煉瓦とか書いてあるところもありますが、別になくてもできます。
安いので買ってもいいですけど。
ロウ付けの手順
適当な台の上にボルトをセットし、フラックスを付けます。

あとはガスバーナで炙りながら、温まったところでロウを溶かします。

ちょっと動画では温度が低く、流れてくれなかったので、強火に変更しました。
ある一定の温度になるとヌルンッっと隙間に浸透していきます。

あとはよく冷まして完成です。
水で急冷すると割れてしまうことがあるらしいので、できれば自然冷却推進。
完成したものがこちら。

見た目は汚いですけどしっかりとくっつきました。
ロウ付けの強度検証、折り曲げてみる
パイプ日本でこのように両端を持って折り曲げる!!!!!!!!

こんなに曲がりましたが、まだ接合部は割れる気配がありません。

正直この段階で壊れると思っていた僕は困惑しています。
さらに力をかけました。

パキンっ

まさかの事態発生です。
先にボルト部分がちぎれました。
接合部は無事です、なんという強度でしょうか、、、、
ロウ付け強度検証結果
結果的には「めちゃ強い」という事が分かりました。
多分椅子やテーブルとかに使っても全く問題ない強度がでると思います。
ちょっと数字でスペックを見てみましょう。
はんだ付け、ロウ付け、鉄の引張強度を比較してみます。
ロウの融点は約800℃なので、キャンプ用品などに使っても問題なさそうです。
私たちのDIYに新たな道が開けました。
さあ、皆さんもlet’sロウ付け。
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