子供の頃の自分にこれを教えたらどんな人間に成長しただろうか
最近異世界転生やタイムリープ系のアニメが流行っている。
見てみると非常に面白い。
それと同時になにか”羨ましさ”を感じる。
「あの時に戻れたら」と皆も一度は考えたことはあるのではないだろうか。
現在26歳、心は若いつもりでもおじさんと呼ばれてしまう。
とりあえず、現段階の人生で「あの時こうしておけば」というのをまとめてみた。
これを見た中高生、将来的には自分の子供が見て、軌道修正ができるようにね。
大人になって大きくなるのは体だけ
僕が小学校に入ったころ、6年生はめちゃくちゃでかく見えた。
すれ違う高校生はとても自由に見えたし、
更に先生はめちゃくちゃ立派に見えた。
机の前に僕たちを座らせて「道徳」の授業を展開する先生を見て
「大人になるといじめも無く、人に嫌なことをせず、みんな自分を律して生きているんだ。年を取るとみんなそうなるんだ」
と、そう思っていた。
どこかに子供と大人の境界線があって、そこを超えると立派になる的なイメージ。
しかし、こうやって大人になってみて思うのは、
「今の自分は過去自分の延長線でしかない」ってこと。
年を取って中身が大人になるとか、そういうのはね、無い。
体だけでかくなって中身子供の奴は沢山いる。
イジメもあるし、人に嫌なこともするし、更に金と色恋沙汰がある分、小学生の時よりタチが悪い。
もちろん知識やできることというのは沢山増えたけど、本質的な自我ってのはあんまり変わってない気がする。
「もしそのうち大人になるだろう」と思ってるなら間違いだ。
20歳で人生の半分は終わってる
これは中学校の社会の先生が言ってたんだよね。
「お前ら人生の折り返し地点はどこだと思う、20歳だぞ」って。
その時はね、「何言ってんだこいつ」って思ってた。
けど今26歳だけどね、その通りだと思う。
子供の時とは時間感覚違うんだよね。
ジャネーの法則っていうらしいんだけど、
「人生のある時期に感じる時間の長さは年齢の逆数に比例する」っていうのらしい。
簡単に言えば、年を取るほど時間が早く過ぎるように感じる。
5歳の時と25歳の時では、時間流れが5倍違うとの事。
確かに体感時間は短くなってると思う。
それに追加して「実質的な自分の時間の減少」も加わってるな。
一般的な一人暮らしサラリーマンは8時間仕事してる。そして8時間寝てる。
余った8時間のうち、食事、風呂、掃除、洗濯とかの雑務時間を引いたのが、”自分の時間”だ。少ない。
学生の時って基本的に親がやってくれる割合が多かったから、自分の時間の割合がもっと多い。
学校に行ってる時間ですら、友達と戯れてるんだし”自分の時間”だったように思う。
最近は本当に年を取るのが一瞬だ。気が付けばこの間の年末からもう半年経っている。
こう聞くと何かに迫られている気がして焦るものの、僕は特にしなきぃけないこともない。
このままボーっと年を重ねていく気がする。
体のパーツは消耗品
子供の頃はよくけがをしていた。
転んでヒザをすりむくことが多かったが、数日たてばカサブタになって、やがてその下から綺麗な皮膚が覗く。
これを見て「ケガしても治るんだ」と強気になる。
でもね、大人になるとわかるのが「治らない部分もある」ってこと。
まずは関節だね。
関節は本当に消耗品感が強い。
この年になると膝、腰、肩の関節に異変を感じ始める。
そして関節関係は一回すり減らすと元に戻らない。
子供のころから大事にするよう教えたほうがい。
そして歯、これこそ一度削ってしまえば元に戻らないのに、その意識は薄い。
無視を削ってプラスチックを詰めることになんの抵抗もない。
「歯は大事」ってのは子供の頃からよく言われてきたことではあるんだが、どうしても歯を無くす事への恐怖心というのは小さいままだ。
あと日本人はあんまり歯の矯正はしないけど、これマジでやったほうがいいと思う。
100万以上金がかかるし、僕たちは学校でもそのメリットをちゃんと教えてもらってないからしようと思わないのかもしれないけど、子供のころにやっとくとかみ合わせがよくなって虫歯予防になるし、Eラインが整ってイケメン&美女になる。
ただここら辺はこの記事を読んだ学生がどうこうできる話じゃない。
どちらかというと親の理解の問題だ。子供の歯を整えるのは親の責任なんじゃなかろうか。
バイトで貴重な学生の時間使わなくてもいい
高校生になるとバイトを始める人も多いと思う。
2021年7月現在、全国の最低賃金は大体800円~900円だ。
田舎になれば最低賃金を割ることもあるだろう。
それでも僕が高校生の時には「お金を稼げる!好きな事に金使うぞ」とバイト入れまくってる人も沢山いたものだ。
しかしこうして大人になり、就職し、出社して机に座ると時給2000円貰える。
明らかにバイトより楽なにの給与は倍以上違う。
すると、こんな風に思うのよ、
「高校生の貴重な1時間は本当に800円の価値しかないのだろうか?」って。
長い人生の半分は仕事している時間だ。
それに対して高校生の時間は3年しかない。
やりたいこと何でもできる青春の時間をバイトなんてのに使うのもったいなくない?
もちろんお金が無いとできない事ってものあるかもしれないけど、それは大人になってからじゃできない事?
高校生の時は、高校生にしかできないことをやるのがいいんじゃなかろうか。
スポーツは本気でやらないほうがいいんじゃなかろうか
僕は小学校でサッカーを始め、中学卒業までやっていた。
特に小学校の時はかなりスパルタ指導で、散々泣かされたのを覚えている。
仲間と勝利を掴むという体験は貴重だったと思う反面、今も体に残る後遺症みたいなものは見逃せないものがある。
僕は成長期にアスファルトで行った走り込みで膝を壊した、今でも屈伸するとミシミシ言う。
あとゴールキーパをやっており、何度も肩を強打した影響からか、肩回りの関節がかなり固着した。
今は仕事で頭の上で手を使って作業をすることがあるが、結構つらい。
他にも私の周囲には柔道で耳がつぶれたり、水泳で肩幅が広がってしまい悩んでいる女性なんかもいた。
こんな風に幼少期にガチスポーツをやったからその先長い人生で困る事って結構耳にするのだ。
そして一番問題なのは、こんなに体を消費して頑張ったスポーツって大人になると基本的に役に立たない。
スポーツでお金を稼ぐようになる人なんて一握だ。
例えば野球で飯を食えるのは0.03%らしい。すると残りの99.7%は「スポーツ頑張ってました」で終わっちまう。
趣味で仕事をしながら「ガチスポーツ」する人ってのは一定数いるけど、大半の人はフィットネス的な意味合いが強い。
とりあえず大学に行っとけ
私は大学には行っていない。
親の金がもったいなく感じたのと、ここからまた勉強したくないという思いがあった。
そんな高卒の私は「とりあえず大学に行っとけ」といいたい。
その理由を述べる。
まず大卒と高卒だと就職する際の制度が違う。
大学を出ると、いろんな会社に同時並行で応募して、複数内定が出た後、好きな会社に就職するというのが普通だろう。
「俺じゃちょっと厳しいけどとりあえず受けとこ」的なチャレンジができる。
しかし、なぜか高卒は1社しか応募できない。
一発で採用されれば良いが、もしそこで落ちた場合、第2陣として余り物の企業に応募しなおすという事になる。
なんでこんなことになってんのか全然意味が分からないが、こんな仕様となっている。
今は変わってたりするのかな?
次に給与額が違うってのがある。
日本の大学って医者とか弁護士とか、そういう資格系の職を除くと「学んだことがそのまま仕事に活用できる」ってことが結構すくないんじゃないだろうか。
「歴史の研究してました」とか「デザインの勉強してました」って人が経理やらされても何の知識も経験も生きないだろう。
つまり大学を出たとて「何も知らない状態から仕事を覚えていく」という事になる。
高卒もモチロンのこと「 何も知らない状態から仕事を覚えていく 」という道をたどる。
という事は、入社段階で高卒と大卒の間に、知識や技術ベースでは差が無い。スタートは一緒。
(マナーとかは年相応のものがあると思うが)
しかし、給与は全然違う。昇給速度も違うというのが現状だ。
いい大学でもFラン大学でも、会社に潜り込んでしまえば「大卒」という枠の中に入り、高い給与となる。
この傾向は大企業になればなるほど顕著だと思う。
こんな風に「大卒」という肩書が付くだけで、人生の難易度が下がる。
これは高卒側からすると腹立つことが多い。
「大卒=優秀」という図が成り立たないからだ。
もちろん、大卒が高卒の自分より優秀だったら「さすが大卒だな、これなら高い給料もらった方がいい」と素直に思えるだろう。
現に私の同期にもそういう優秀な大卒は沢山いた。
しかし、そうじゃないパターンも少なくない。
ポンコツの大卒を見ると「なんで俺より給料たかいんだろ」という思いが出てくる。
特に入社年度が自分より後の大卒なんかは、後輩なのに初年度から自分より給料高いなんてこともある。
会社が全面的に「実力評価」に移行すればこんなことは起きないんだろうが、それは遠いい未来の話だろう。
てな感じで、もしあなたが高卒で働くか、大学に行くか悩んでるならとりあえず大学いった方がいいと思う。
高校で資格なんて取んなくていい
特に工業高校においては、資格の取得に力を入れている場合が多い。
「沢山とって就職に有利になるように」なんて先生は言う。
それにのっとって僕も沢山の資格を取った。
- 危険物乙1
- 危険物乙2
- 危険物乙3
- 危険物乙4
- 危険物乙5
- 危険物乙6
- 危険物甲種
- 第二種電気工事士
- ボイラー技士2級
- 情報技術検定1級(アセンブラ)
- ワープロ検定2級
- 計算技術検定3級
- ……etc
かなりの時間をかけてとった資格たちだが、仕事ではほぼ使っていない。
まず就職して分かったんだが、そもそも資格が必要になったら会社が金を出して取りに行かせる。
受験費用も出張費も会社が金を出して資格を取らせてくれるのだ。
なんなら資格合格金とかもらえたりする。
こんな感じで、学生のころから勉強しないと取得できないような超難関資格じゃない限り会社が支援してくれる。
そして高校で取れるような資格に超難関なものなんてない。
だって所詮高校生がうかるレベルだもん、大人がやったら普通に取れる。
だから高校にいる間から資格とりまくるってのはあんま意味がない。
その時間別のことに使ったほうがいいんじゃなかろうか。
車は中古の大型SUV買っとけ
「車が好き」とか「この車乗りたい」とか、そういう強烈なこだわりがあるなら好きな車を買えばいいと思う。
ただ、特に好きな車が無いく、車がないと活動できないような地域の場合は「中古車のSUV」を買ったほうがいいと思う。
僕は軽自動車、や大型セダンに乗ったが、結局車は「大は小を兼ねる」理論が通用するものだと感じた。
今その必要性を感じなくても、キャンプしたいとか、車中泊したいとか、「車大きければな」と思うことは来るかもしれない。
その気持ちが強ければ買い替えを決心することもあるだろう。
それに対して「車が小さければな」と思うことはそんなに無いんじゃなかろうか。
それなら最初から大きい車を買ったほうがいいと思うってのが持論。
もし「やっぱでかい車いらねぇ」となった場合、大型SUVは高く売れる。
新車で買った車が5年後にどれくらい値下がりしているかっていうのを例に挙げると
例えば日産ノートなら新車価格で250万円だとする、5年後は3割まで落ちて約70万円の価値しかない。
それに比べて値下がりしないで有名なランクルプラド、新車価格450万だとする。5年後は約7割も残って315万だ。
割合で言えば約倍の価値が付く。
そういう資産的な面でも、大型SUVを買うメリットは多い。
酒が一番楽しいのは記憶を飛ばすちょっと前まで
僕は一人で酒を飲まない。あまり楽しくないからだ。
しかし誰かと飲み会をした時にはおなかいっぱい飲む
好きなのはハイボール。
最近はスモキーなウイスキーが気に入っている。
こんな風に沢山のんで騒いだらもちろんめちゃくちゃ楽しい思い出がのこる。
と思ってたんだが、実は「あの飲み会めちゃ楽しかったな!」と思い出せるものがあまりない。
人間本当に酔っぱらうと記憶が曖昧になるからだ。
それで最近思うのが「記憶無かったら、それもう飲み会してないのと同じじゃない?」と。
覚えてない飲み会の時の自分なんてもはや他人だ。
その他人が騒いで遊んで自分の財布から金が無くなっているのである。
そう考えるようになってから、飲み会では「楽しい自分がいる時間」を忘れないために、適度にお酒を楽しむようにしている。
筋肉の維持には貢物が必要
男たるもの、一度は筋トレしたくなるだろう。
僕もその一人だ。
たるみ始めた体を締めるため、ダンベルを買い、暇な時間を筋トレに費やした。
休日にはジムにも通った。
やった分だけ大きくなる筋肉に達成感を得た。
なのでさらにプロテインだのサプリメントだのを飲み、筋トレ時間も増やした。
そんな時、会社で異動を命じられた。
残業が多い忙しい部署になったため、筋トレに費やす時間が大きく減った。
するとあんな時間を掛けて育てた筋肉が、一瞬にしてどこかへ行ったのだ。
何が言いたいかというと、一度付けた筋肉を維持するには、その大きさに見合った「貢物」をずっと送り続けなければならないという事だ。
1日1時間筋トレしているなら、今後一生1日1時間やらなきゃいけない。
貢物やめるとすぐ自分の元を去る。
現金な奴ですよあいつは。
まとめ
こんな感じで現在感じている「あの時こうすればよかった」をまとめてみた。
まだ26だがこんなにスイスイ出てくる。
これ年とればとるほど増えてくんだろうなぁ。
あなたは何か思いつきましたが?
よければコメントにどうぞ。
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