エアガンに3Dプリンタで自作パーツをボルトナット締結したい
現在このプロジェクトが進行中。
この中で3Dプリンタで作成した新しいパーツをどう取り付けるか悩んでいました。

接着剤は外す時困るし、、、
かといって本体に貫通穴開けてネジ止めするのもな、、、、
ってことで今回は、「エアガンにナットを埋め込む」方法を紹介します。
この方法を見つけるためにフレーム一本をダメにしたこの努力を汲んで欲しいところであります。

エアガンにインサートナットを埋めこむ方法、やりかた
まず、インサートナットを買います。
この商品は「mk23に埋めるためにあるのでは?」と錯覚するほど絶妙な幅、高さでできています。
それと必要なのがハンダゴテ。
それとM3のネジ
あと、あとで切断して長さを調節することになるため、切断工具持ってないならペンチで切れるニッケル素材の方がいいと思います。
ではさっそく作業説明、まずはボルトにナットを通します。
写真では貫通していますが、作業時は貫通するかしないかのギリギリにとどめます。

ハンダゴテで穴をあけたい場所を軽く掘削。

そこにボルトナットを立てて押し付けます。
私は割りばしで挟んでいますが、本当に安定しないので、大人しく先の細いペンチが良いと思います。

後は簡単、ボルトナットにハンダゴテを当てます。
フレームを溶かしながらズブズブと押し込んでいきます。
両手作業になるので写真が無いのが悲しいところ。
うまくいけば画像下のように埋め込むことができます。

だが、画像では下のナットを見ると、ナット右側に隙間ができてしまっています。
何度やってもナットとフレームの間に隙間ができてしまため、後処理としてこの隙間を埋めるために「溶接」を行います。
こんな風にいらないエアガンのフレームをガシガシ削って。

隙間ののそばに置き、それをハンダゴテで溶かしながら隙間を塗りつぶしていく感じです。
この作業を行うときに、はんだごての温度が高すぎるとボコボコと気泡が出てしまい溶接どころではないため、ちょっと温度を下げて行うといいでしょう。

成功するとこんな感じになります。かなり強固に固定されています。
やや見た目は汚いですが、どうせ隠れる部分なのでok。

ボルトの長さの調整には要注意
この埋め込みナットに実際にボルトを通す際には注意点があります。
まぁ考えればわかる事なんですが、この穴は下まで貫通していません。
つまり下記画像のように、青〇部分が母材に触れる前に、ボルトが締まりきる長さに調節しなければいけない。
私は、ペンチでボルトをぶった切って、ヤスリで先端を整える方法で調節しました。
強度面からステンレスボルトを使用したい場合は、金属用のこぎりを使用するといいかもしれません。
まとめ
この方法であらゆるパーツがエアガンに装着可能となると思います。
ただもちろん失敗の可能性もあるので、あくまで自己責任でお願いします。
コメント
はじめまして
楽しく読ませていただいております
ナットの件ですが、自分も固定方法で悩んでいる一人ですw
皆さん色々考えてるなぁ~と思いつつ
フランジ付ナットを使用して、内側から貫通させるってのは如何でしょうかね?
内側から半田で熱を加えながら押し込んで、フランジ部分を面一に合わせれば
フランジ部分がネジを〆込んだ時、反力になると思います
まだ試したことがないんです、想像ですけど
コメントありがとうございます。
確かにその手はいいかもしれませんねぇ、
というかむしろフランジついているなら、溶かして埋め込むよりも、フランジの径で面一になるまで掘ったほうが精度がでるかもしれません。
やはり熱で溶かしこむと周囲のプラスチックが膨張しちゃって気になりますww