[経験者]バイオリンのビブラートがかからない理由!かけ方のコツ
バイオリンのビブラートがかからない問題
私はバイオリンを始めて約10ヵ月程経った。
まだまだお聞かせ出来るほどではないが、教本を見ながら一曲弾ける位にはなった。
そんな私はバイオリンを始めてから3か月位までビブラートができなくてとても困った。
だが今では色々試行錯誤してある程度解決したので、ビブラートがかけれなかった理由を共有したい。
伸びやかなビブラートがあるだけで曲が圧倒的に豊かになる。もはや弦楽器の必須技術。ぜひできるようになろう。
バイオリンでビブラートがかからない理由
今振り返れば、私の場合バイオリンのビブラートを阻害している原因は3つかなと思う。
バイオリンの肩当ての高さが合ってない楽器が揺れる
まず確認してもらいたいのはビブラートをかける際に楽器が揺れていないかということ。
ビブラートというのは指を素早く動かして体に振動を与える動作である。
この際楽器を正しく保持していないと、ビブラートの動きに合わせて楽器がぐらぐらと動いてしまい、バイオリンの弦がボヨンボヨンと跳ねたり音程が不安定になってしまう。
私も述べたようにに楽器がグラグラしていた。
そんな私の原因は肩あての高さが正しくなかったこと。
肩当ての高さが低すぎたため顎で楽器を挟むことが正しくできずにビブラート行うときグラグラしていた。
私は人より首が長いため一般的な 肩当ての高さでは足りなかったのだ。
なので高さのある肩当ての足を楽天で購入し使用した。
すると強く楽器を挟むことができるのでビブラートにも動じなくなった
バイオリンの弦を持つ手が硬すぎる
バイオリンは肩と首で支えるのと同時にネックの方を左手で支える。
この際左手で強く握りすぎているとビブラートを上手くかけることはできない。
バイオリンのビブラートは弦を強く押さえつつもその指を前後に動かすと言う一見矛盾した動作を行う。
具体的に言うと左手の親指を固定し軸としてその他手全体を前後に動かす。
私は最初、バイオリンの弦を強く抑えようとするあまりネックを握りこんでいた

親指の根本がネックに付いている。こんな風にネックを握りこんでしまうともちろんのこと、自由に前後運動などできない
強く握りこんだ状態でビブラートを行おうとすると楽器が揺れてしまう場合もある
youtubeを参考にしすぎ
YouTube でいろんな人のバイオリン練習動画を見て練習した。
しかし、人によって言ってる事や持ち方ビブラートのかけ方は様々である。ってか全然違う。
私は女性がやっている バイオリン解説動画を見ながらビブラートを練習したが、やはり男性と女性は手の大きさが違うため同じようにはいかない。
この楽器は手の大きさがダイレクトに影響する。
要は結局自分の持ち方を見つけるしかないのだ。youtubeはあくまでも参考に留め、自分のやりやすい方法を見つけるしかない。
バイオリンのビブラートのかけ方とコツ
バイオリンのビブラートは手首から?腕から?
バイオリンのビブラートの話になると必ず肘からかけるのか手首からかけるのかっていう論争になる。
だが、プロのバイオリニストの動画を見ても肘全体が動いてる人、手首だけ動いてる人それぞれである。
例えばAyasaさんは肘から。
葉加瀬太郎さんは手首から
つまりこれも冒頭述べたように人のやりやすいようにやるのが一番な気がする。
こんなこと言うと「結局どっちよ」となりそうなので、判断の方法が一個あるので紹介する
まず左手にうちわ持って、そのまま顔を仰ぐ。
その時肘から動いているのか手首から動いてるのかこれによってバイオリンのビブラートを変えると良い
私の場合手首だったのでビブラートは主に手首を使っている
バイオリンを持つ左手の形と親指の位置
ビブラートができない原因のところでも話したが、ネックを握りこんでいては手の前後運動はできない。
左手の親指の腹を軽くネックに添えるようにする。持ってない、添えるだけ。
また、指以外の部分(手のひらなど)はネックから浮かせる。
親指を支点にして、うちわを仰ぐように手首を振る。
バイオリンに触れているのは親指と弦を抑えている指のみ

バイオリンのビブラートはそもそもいつから練習する?
ビブラートは音を前後させることになるため、音程が安定していないとできない。
つまり正しい音程を取れるようになってから行うべき。
あまり早期からやると、ビブラートで音程をごまかすようになってしまうらしい。
まとめ
私もビブラートができるようになるまで、かなりの時間を費やしたが
やはり「左手の力を抜く」という事。握らない。これが一番大事だと思う。
弦を抑える力も親指でバイオリンを支える力も「必要最小限」を目指すとよい。