扁桃腺炎による摘出手術のメリットとデメリットを術後1年経過の筆者がまとめる
扁桃腺の場所と摘出手術とは
まず、扁桃腺とは何か。それは口を開けた時に喉の奥に見える両サイドの奥まった場所にある半球体。
正式名「口蓋扁桃」と呼ばれるこの組織は、リンパ系の器官で、外部からの細菌やウイルスの侵入を防ぐ役割を担っている。
扁桃摘出手術とは、肥大化してしまった扁桃を切りとる手術である。

扁桃腺炎による摘出手術はやった方がいいの?
扁桃腺を摘出するか、しないか。この議論はネットを見るだけでも賛否両論だ。
だが、実際に摘出した私の感想は、「絶対にやった方がいい」である。これは言い切りたい。
手術後は人生の質が向上した。
大げさに聞こえるかもしれないがそれくらい生活が一変するのである
あなたがもし、息苦しさや、いびきなどで悩んでいるのであれば、是非この記事の参考にして手術を受ける意思を固めて欲しい
私の扁桃腺手術体験記録は下記リンクより。
扁桃腺摘出のメリット
扁桃腺を摘出すると呼吸が楽になり、イビキが無くなった
扁桃腺を切除する前の私はとても息苦しかった。
肥大化した扁桃が空気の経路を邪魔しているからだ。
扁桃肥大を起こしていると、下を向いた状態で鼻から息を吸うことができない。もし自分が扁桃腺腫れていると感じているのならば試してほしい。
そして一番の問題は寝る時。イビキで悩んだ。
当時の彼女からは「ずっとイビキをかいていて、急に止まる。10秒程呼吸を辞めたと思えばグァァァァァを叫ぶような雄たけびを上げ、また普通のイビキに戻る」との事。
おそらく寝る時に息が止まる無呼吸症候群も併発していたんだろうと思う。
これらの症状が、扁桃腺を摘出したことですべて解決した。
息をするのがこんなに楽なのか、布団に入ればこんなに熟眠できるのかと感動したのを覚えている。
扁桃線炎の手術で口呼吸が改善され、風邪をひかなくなった
扁桃が腫れていた時は、鼻から息が吸えないので口呼吸になっており、喉が乾燥してよくカゼをひいていた。
ついでに口呼吸のせいで唇もガサガサに乾燥。
扁桃腺の手術後は口呼吸から鼻呼吸になったため、喉も唇も乾燥せず、風邪は引かなくなった。
ただ、たまに残業が続いて体調を崩すこともあるのだが、扁桃腺が無いので喉が腫れない。
風邪のときは唾液を飲み込むのさえ辛かったので、これも解決された。
扁桃腺を切除したら顔が小さくなった
正面を向いた状態で喉仏の側面を手でグリグリと押してみてほしい、おそらく扁桃腺が炎症している方はそこに大きな球体があり、触れば強い痛みを感じるだろう
扁桃腺切除後に気づいたのは、球体が無くなり、少し顎下の肉が無くなって顔が小さくなった。
扁桃線炎による摘出のデメリット
手術にはお金がかかる
もちろん手術にはお金がかかる
今回の私の手術場合は約40万円であった。
しかし生命保険や高額医療費控除を使えばほぼトントンである
もし生命保険等に入っていないのであればまず保険に加入してから手術を受けることをお勧めする
扁桃腺の手術は長期入院をする必要がある
扁桃腺を摘出するには入院する必要がある。私の場合は12日の入院となった。
私はゴールデンウィークと重ねることで休暇を最小限に抑えることができたが、社会人が平日で入院するとなるとかなり有給を使ってしまうだろう。
扁桃腺が無くなると鼻の方に飲み物が流れてくる
手術後2か月ぐらいは喉から逆流してくる 飲み物が喉を通りそのまま鼻の方へ流れてしまう
気をつけていれば何の問題もない。そして1年経った今では粘膜が対応したのかわからないが鼻に水が入ることがなくなった
扁桃腺の手術をすると声が変わる
手術をして最初の3週間は声が変わってしまう。
私の場合はボビーオロゴンのようになってしまった。
また舌への損傷が激しい場合は滑舌も悪くなってしまう、喋る仕事をする場合は少々影響が出るかもしれない。
まとめ
扁桃腺の手術を受けるにあたってのメリットやデメリットをご理解いただけたかと思う。
分からないことがあれば随時コメントしてほしい
重ね重ねになるが、扁桃腺手術を受けるか悩んでいる方は是非受けて欲しい。世界が変わると言っても過言ではない。