光造形3Dプリンタの「NOVA3D Elfin」を購入!使ってみた評価

2020年8月23日3Dプリンター3Dプリンター,おすすめ,3Dプリンタ,3Dプリンタ用品

なぜNOVA3DのElfinを買ったのか

私は下記リンクのとおり、2年前からUPBOX+という機種の3Dプリンタを使用していた。

3Dプリンター UPBOX+ 買ってみた!

かなり大型の機種で工作精度も良く、非常にお世話になった機器だったが光造形の3Dプリンタが欲しくなったため、買い替えることにした。

UPBOXは今でも結構な値が付いていることから、やはりいい商品なんだと再確認する。

そこで今回購入することになったElfinだが、どうしてこの商品にしたのかというというと理由は二つ。

一つ目は買い替え理由の一つでもあった造形タイプの違い。

私が以前所持していたUPBOX+は通称「積層型」というものだ。溶けたプラスチックを何層も積み上げて立体物を作る。

それに対してElfinは「光造形型」である。光造形型は、紫外線が当たると硬化するレジンという液体が材料だ。

構造上、積層型なんか比じゃないぐらい高精度なのだ。youtubeに動画があるが、見ていただくと驚くだろう。

そして二つ目の理由がその値段の安さだ。

光造形プリンタで検索すると、値段だけで言えばもっと安い商品もあるのだが、Elfinは出荷時にキャリブレーションが完了している

自宅に届いてすぐに使用できるのはトッテモステキ。

Elfinの開封と電源接続

こんな箱で届いた。UPBOXと比較にならないほど軽かった。

nova3D elfin

説明書に内容物一覧が乗っているのでこれを見ながら確認していく。

nova3D elfin

中身はもちろん英語だ

nova3D elfin

とりあえず全部出してみた、物は多くない、スプレとか何に使うんだろう。

nova3D elfin

そして問題がある。コンセントの形状がアース付き。なため、通常のコンセントでは使用できないのだ。

nova3D elfin

アース付きコンセントが3Dプリンタの近くにあるのならいいのだが、無い場合はコンセント変換プラグを買う必要がある。

nova3D Elfin用スライサーソフト NovaMakerをインストールしてWi-Fi接続

スライサーソフトとは3Dデータをプリントできるデータに変換するものだ。せっかく純正のものがあるのだから使わせてもらうおう。下記アドレスからソフトをダンロードする。

Nova3Dのホームページ

インストーラーを起動して全部はいはいと言っておけば終わる。

前のUPBOXの時は有線接続だったが、今回のElfinはなんとWi-Fi接続でPCから3Dモデルを送信できる

ElfinのWi-Fi設定のやりかただが、まずはコンセントを繋げる、

nova3D elfin セットアップ

本体の電源スイッチを入れる。点灯した液晶右下の「settings」をタッチ。

elfin wifi

下タブ一番右の「Network settings」をタッチし、Wi-Fiのスポット名パスワードを入力後、「Connect」をクリック。

すると黄色枠のところに「174.192.11.14」のようなIPアドレスがでるので、メモを取る。

elfin wifi

続いてPC側の操作。NovaMakerを立ち上げ、上方の四角四つをクリック。その後右のプラスボタンを押す。

Novamaker wifi

するとダイアログが出るので、下のwifiがなんちゃらにチェックを入れて「Next」をクリック。

Novamaker wifi

あとは先ほどプリンター本体に表示されたIPアドレスを入力して「NEXT」をクリックすれば接続完了。

Novamaker wifi

Elfin本体のセットアップ

Wi-Fiがつながったところで、次は本体の準備を行う。

一度NovaMakerを再起動し、上部バーの四角形をクリック後、先ほど設定したプリンターをクリック。

Novamaker

左タブから[Printers」をクリックするとこのような画面が出る。数字が書いたボタンが並んでいるので、「↑50」をクリックする。

Novamaker 

するとプラットフォームが上にスライドするので、挟まっていた発泡スチロールを取り外せる。

nova3D elfin セットアップ
nova3D elfin セットアップ

次にレジンタンクを取り外していく。タンクの左右にある黒いポッチを奥に押し込むとロックが外れるので、あとはタンクを上に持ち上げるだけ。

nova3D elfin セットアップ

タンク、そしてタンクが乗っていた部分には薄いフィルムが貼ってあるので剥がしておく。

nova3D elfin セットアップ

Elfinで試作品を出力

準備が完了したので、さっそく一つ印刷してみる。

まずはレジンタンクに材料のレジンを入れる。付属していないので、購入しておこう。

タンクにレジンを流し込む。量がわからないので、とりあえずタンクの1/3ぐらいまで入れておいた。

nova3D elfin セットアップ

出力するモデルは、付属のUSBに入っているサンプルを使用することにした。

本体裏側にUSBをつなぐ部分があるので差し込む。

nova3D elfin セットアップ

液晶から「FIle」をクリック。

nova3D elfin セットアップ

NOva3Dのロゴとタコの2つがサンプルとして入っている。今回は「octopus」をタッチした。その後「再生ボタン」をタッチすれば印刷が始まる。

nova3D elfin セットアップ

約1時間40分かけて出力完了。実はここから先、写真撮り忘れた。

完成後はプラットフォームに出力物がくっついている。ので取り外す作業を行う。

ここから先はレジンやアルコールに触れて手が荒れることを防ぐため、使い捨て手袋をはめましょう。

まずはプラットフォームを外す。ねじを緩め、そのまま引き出せば簡単に外せる。

elfin プラットフォーム

あとは付属のへらを使ってプラットフォームから造形物を引きはがす、これがまたなかなか取れない。まあ無理やり取るんだけど。

造形物は洗浄しなければならない。これにはIPA(イソプロピルアルコール)という液体を使う。光造形3Dプリンタを継続的に使用する場合はかなり大量に使うのでまとめ買いするといい。

イソプロピルアルコールの最安値はこっちにまとめておいたので見てみてほしい。

3Dプリンタでよく使うイソプロピルアルコール(IPA)の最安値で買える所探しておいた

IPAを二つの容器に分けて入れる。溶けるプラスチックなどもあるみたいなので、よく確認してからのほうが良い。

まず一つ目の容器で3分程洗い、次の容器で2分程すすぐ。

その結果がこれだ。

nova3D elfin サンプル

なんと関節を持つタコのフィギュアを作成することができた。足を延ばしたときの大きさは約5cm。足のパーツ一つは3mm程。

nova3D elfin サンプル

この工作精度は積層型3Dプリンタではまず無理だ。また、様々な特性の素材を使用できるようなので、創作意欲が沸き上がる。

nova3D elfin サンプル

光造形レジンの後処理

タンクに余ったレジンはまた再利用する。

タンクを取り外してろ紙で濾して容器に戻す。ろ紙は付属していないので購入の必要がある。

nova stan

その後レジンタンクをIPAで洗浄する。これを忘れると悲惨なことになるらしい。

まとめ

以前は高すぎて変えなかった光造形タイプの3Dプリンタが今やこんなにも低価格で買えるようになった。いい時代だ。

レジンが臭いとか、IPAで洗うのが面倒とか、そういう部分に目を瞑れば出力される結果はそのまま製品として使えるほどのクオリティを持っている。

指輪等のアクサリ類を印刷して、型を取り、金属に置換するといったこともできるらしい。

今後いろいろ試していきたいと思う。

Posted by mottiy