京都旅行に三脚は不要
最近観光客が多すぎて地元民が迷惑しているという京都。
かつての風景を保護するため、建築物には高さ制限までかけているとか。
京都へは中学校の修学旅行で一度訪れたきりだ。
せっかくカメラも買ったし、撮影の旅をすることにした。
勿論持っていくのはsonyのα7Ⅲとタムロンの28-75の大三元標準ズームだ。
また、天気予報が雨だったため、葉の反射を抑える目的で偏光フィルターも持参した。
そして本当は三脚も持っていくつもりだったのだが、なんと事前のリサーチで、京都で三脚を使えるところは殆ど無いと知る。
人が多すぎて邪魔だとの事。まぁ行ってみて分かったけど確かにあそこで三脚を広げるのは相当無神経な奴か鋼のハートを持っている人間にしかできないだろう。行けば分かる。
そして今まで写真は容量の問題から画質を落として張っていたが、今回のように写真が主題となる場合は4K画質で写真をお楽しみいただけるようにする。
画像をクリックして頂くと、拡大して4K画質で閲覧できるのでどうぞ。
α7Ⅲで撮影した京都の写真
金閣寺は輝き過ぎていて撮影が難しかった。
木々がしっかり見える位明るく露出すると金閣寺本体が白飛びしてしまうので、やや暗めに撮影してRAW現像でシャドー持ち上げるしかなかった。


それにしても京都は爆発するような紅葉だった。どこをどう切り取っても綺麗だ。




ちょっと思ったのは「苔」が非常に綺麗だということ。
北海道にいると気候の関係なのかあまり目にすることがないが、京都では地を覆う苔が非常に鮮やかだった。






そしてお決まりの鳥居群、鮮やかな赤が綺麗だ。
表から見ると整然と並んでいるこの鳥居だが、裏から見ると「〇〇会社」と出資元の団体名が書いてある。
色んな人の協力によって成り立っていることを実感すると共に「いやこんな目立つところに書くなよ」とも思う。


中から撮影すると赤いトンネルになるのはとても綺麗だ、望遠ズームの圧縮効果を利用したい場面だ、持ってないけど、、、
完全に人が居ないところを撮影したかったのだが、外人がごった返しており、到底不可能だ。この3人しか映っていない写真は奇跡的な瞬間なのだ。

またこの時期は各紅葉スポットでライトアップイベントが開催されていた。
ただ三脚を持っていけないのでブレを抑えるためにはISO爆上げするしかない。流れ込むような人混みでの手持ち撮影は非常に困難を極めた。
撮影のコツは人混みの中でしゃがんでしまう事。撮影ポイントでは人だかりになっているが並んでいるといずれ自分が先頭になる時が来る。
その時にしゃがみ込み、手すりの上にカメラ置いて固定し、シャッタースピードを少し長めで撮影すればまぁ許せる画質にはなったかなと思う。










下の写真は清水寺だが現在工事中との事。外観が骨組みで覆われなんとも間抜けな写真になってしまった。
工事用に組む足場をできるだけ木製にしようという努力がうかがえる。


下の写真は清水寺本堂に入る前、夕日が綺麗だったので撮った写真だ。ちなみにこの旅一番のお気に入りである。




京都のお寺に入ると大体庭があるんだけど、その凛とした空気感がTHE日本て感じ。



インスタ映えご用達のお手玉集合体。

喉が渇いたので買った1300円の抹茶ラテである。「うまい定食食える額だな」なんて言いながら一気にに飲み干した。



京都の嵐山駅では和柄のポールが沢山立っている。インスタ映えである。カップルが一緒に写真を撮る姿が目立つ。


着物での写真撮影は難しいので避けるべき
京都には沢山の着物レンタル屋さんが軒を連ねる。私たちも雰囲気を楽しむため着物をレンタルする事にした。


着物の種類に関しては8割女性もので、男性はおまけのように隅っこにある。
「着物着たい★」という女性と「どーでもいいけど適当に着とくか、、」という男女の温度差に需要と供給が敏感に反応した結果と言えよう。
私は初めて着物きたのだが、こんなに締め付けられると思っていなかった。
外から見ると軽く羽織っている様に見えるが、中に何枚も着込んで紐やタオルでグルグル巻きにされている。
呼吸も満足にできないほど苦しい。歩幅もかなり制限され、歩く速度も30%減だ。トイレの難易度はスキーウェアの非じゃない。

ちなみに着物やはおりや帯などは基本的に全部自分で選ぶ、服のセンスが疑わしい方は素直にスタッフのアドバイスを受けるべきだろう。私のように。
そしてこの着物を着た状態でカメラを首から下げるのが非常に難しい。
私はいつも斜めにかけているが、着物はわきの下が大きく膨らんでおり、斜めには掛からない。
仕方なく首から下げようとしたところ「着崩れますので首から下げるのはご遠慮ください。」と注意された。
いやどうしようもなくて首から下げたんだけど。
あと見栄え的にバックを持ち歩けないので「レンズを数本持ち歩く」なんてことは不可能だ。財布と携帯のみ小さなきんちゃく袋に入れることが許される。
こんな感じなので「写真撮影」を目当てに京都に行くのであれば、着物体験は避けるべき、または短時間で済ませたほうがいいかもしれない。
まとめ
京都は綺麗、本当に綺麗。目に入るもの全部が「それっぽい」感じで撮影することができる。
景観を壊さないように建造物に高さ規制をかける程の気合の入り方であるからしてこの日本感を維持できるのであろう。
機会があれば、また春にでも写真を撮りに行きたい。
コメント