ヤマハのサイレントバイオリン YSV104の評価!驚くほど静かで練習に最適でした
バイオリンは練習場所に困る
バイオリンを買ってから約3か月経った。
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この三か月、私も練習してきたわけだがやはり音には気を配らなければいけない。
一応ミュートと呼ばれる消音機を装着して練習していた。習い始め当初はそれで良かった。
しかしこの楽器、上達すればするほど音量が増していく。最近はミュートでの消音性では抑えきれなくなっていた。
仕方なく音量を下げるようかるーく弾いたりしてみたが、それだとやはり練習になどならない。
そこで今回はサイレントバイオリンを購入してみた。
サイレントバイオリンとは
アコースティックギターを想像してほしい。よく路上で弾き語りしてるやつ。
これは弦の振動を箱型の胴で共鳴させて大きな音を出す。
対極にエレキギターというものがある。共鳴する胴が無く、アンプを通してスピーカーから音を出す。
共鳴する胴がないのでアンプを繋げなければ弦本来の小さい音しか出ない。
同じくバイオリンにもアコースティックバイオリンとエレキバイオリンがある。
サイレントバイオリンとは、数あるエレキバイオリンの中でもYAMAHAが静粛性に特化させて作ったエレキバイオリンの商品名である。
2019年11月現在、ヤマハのサイレントバイオリンはYSV104という型番だ。
YSV104Sというのも販売されているが、こちらは本体だけでなくケースや弓など、バイオリンを始めるのに必要なものが全部込みされている。
私は本体だけを購入した。
サイレントバイオリンのセットアップ
はいこちら。

グルグル巻きで梱包されている。

中には10ヵ国語で書かれた分厚い説明書がある。

バイオリンは弦が全部緩んでコマも倒れた状態だった。

コマは本体とケーブルで繋がっているため切り離すことはできないようだ。

とりあえずコマを立てて弦を張ってみた。

次はアンプユニットを繋いでいく。

上部にはいくつか穴が開いている。絵の通りバイオリンからの入力やイヤホンの出力があるので繋いでみる。

ケーブル類は説明書に入っていた袋に梱包されていた。

サイレントバイオリン側には出力用の穴があるのでそこにケーブルをつなぐ。


コントローラーには単三電池が二本入るようになっている。とりあずコンビニに売っていたアルカリ電池を入れておく。

ヤマハサイレントバイオリンの音質と弾き心地
早速音を出してみる。コントローラー側面のスイッチをONにする。HALLとROOMというスイッチがあるが、これをHALLにすると音にエコーが掛かったようになる。

ボリュームは本体の裏にあるこのツマミとコントローラー側のボリュムで決める。

早速イヤホンを耳に挿してG線を弾いてみた。しっかりとした低音が響く、何も言われなければ電子バイオリンだと気づかないだろう。
しかししばらくひとしきり使ってみて、アコースティックバイオリンとの違いをいくつか感じた。
まずはホールド性が悪い事。抱き心地?がアコースティックとは違う。デザインの時点で下部が骨組みになっているため、肩に当たる部分が少なく、 顎と肩で挟んだ時の固定力が弱い。
グラグラするので強く挟もうとすると肩当を固定しているプレートがたわんで反発が無い。剛性不足を感じる。
私は首が長く人よりかなり高い肩当を使っているのが原因かもしれない。
あとコマが高すぎて指が痛い。指板と弦の高さを定規で測ったら自分の持ってるアコースティックバイオリンより2mm程高い。
楽器屋さんに持っていったら調整してくれるのだろうか?

以上が気になった違和感だ。逆に言えばこれ以外特に変わった点はない。
サイレントバイオリンの静穏性とミキシング機能は練習に最適
今回練習用にサイレントバイオリンを購入したが、弦から出る音は本当に小さい。
youtubeなどで音比べしてる動画などがあるが、それを見ると「あれ?変わんなくね?」と感じるかもしれない。
しかし実物は本当に小さい。テレビの音や喋っている声のほうが大きいだろう。youtubeの音で判断せずに楽器屋さんで実物の音を聞いてから判断してほしい。
また、コントローラーにはAUXINと書いてある端子があり、ここに音源を入力すれば一緒に演奏することができる。
バイオリン教本によってはCDが付属していることが多いが、その音を一緒にイヤホンから聞きながら練習することができる。
youtubeから音源を引っ張れば憧れのバンドと演奏することも可能だ。
まとめ
この練習に適した楽器を使って更に上達していきたい。来年1月には発表会への参加も決まっているのでちょっと焦っている。
まった出力をパソコンに繋げば録音もできるとの事なので、今後多重録音などに挑戦していきたい。