個人で購入できるレーザー加工機の種類
以前3Dプリンタを購入し、できることが大幅に増えた。↓
3Dプリンターでエアガンパーツを自作 socom mk23のカービン化カスタムを制作した
自分の思い通りに造形物を高精度で作れるのは非常に楽しいものだ。
こういう体験を重ねるとさらに新しい機械が欲しくなる。私はレーザー加工機を買うことにした。
個人で買えるレーザー加工機には大きく分けて半導体レーザーとCO2レーザーの二種類がある。
半導体レーザーは比較的低出力で安価、機械本体も小さいものが多い。
CO2レーザーは金属を加工できるほどの高出力だが、図体がでかく、冷却機構なども大げさなものが多い。出力に比例して値段も高くなる。
私の小さな部屋にあまり大きなものは置けないので、小型の半導体レーザーを購入する。
KKmoon 3000mW 高速レーザー彫刻機
レーザー彫刻機はいろいろ種類があって迷ったが、結果的にこれにした。
これに決めた理由はとにかく値段だ。
3000mwのレーザーを備えておきながらこの値段は驚異的である。
まぁレーザー出力を測る方法が無いので本当に3w出てるかは知る由もない。とりあえず買ってみた。

開けると説明書が入っている。

5か国語に対応しているようだが、日本語は無いので英語版をグーグル翻訳を使いながら訳していく。

電源ケーブルはこのタイプ

PCとの接続はUSBを使用するようだ。

ドライバソフトが入っていると思われるUSBメモリ

レーザー遮光用のアクリル板。めちゃくちゃ汚いのは私が汚したわけではない。こういう仕様なのである。

アクリル板を止めるためのねじとドライバ

本体はこのサイズだ。

kkmoon レーザー彫刻機のドライバをUSBからインストール
海外製のUSBメモリをPCに差し込むのは抵抗があったが仕方ないので中身を覗いてみた。
するとご丁寧に動画で組み立て方から使用方法まで説明してくれているではないか。これは分かりやすい。

USBにはドライバソフトも入っている。怖いけどインストールした。

使用できるようになったのがこれ。説明書は日本語に対応していないものの、ソフト自体はgoogle翻訳を使用したようなレベルで日本語化されている。
本体に電源を繋ぎ、PCと接続後「設備と接続」を押すとこのドライバからレーザーを操作できるようになる。

適当な画像をドラックドロップしてみたところ読み込んだ。
「モノクロ」と「離散」というパラメータがある。モノクロを選ぶと文字通り焼くか焼かないかで判断するらしい。

離散を選ぶと焼く焼かないではなく、濃さという概念が加わり、画像も種強くできるようだ。

kkmoon レーザー彫刻機で革財布にManhattan Portageのロゴをレーザーで焼き付けた
早速マンハッタンのロゴを焼いてみる。
ドライバで「スタート」押すと印刷が開始された。
しかしうまく焼けない。どうやらレーザーのレンズが汚れているようだ。ユニットの先端を回すとレンズがポロっと外れた。

エアーダスターを吹き付けてレンズのゴミを吹き飛ばして元に戻す。

レンズを戻そうと一番奥まで閉め込むとレーザーのピントが合っていない。じゃっかん先端をクルクルと緩めることで焦点を素材に合わせる。
そして再度レーザー加工を始めた。

昔レーザークラフトで作ったカードケースに刻印を施す。紫色のレーザーが当たった部分からはモクモクと煙が出るので換気はしっかりしなければ部屋が臭くなるので注意。
そして完成したのがコチラ

正直予想外の精度に驚いた。この値段でこれだけの加工ができるとは思ってもいなかった。
レーザーの出力は初期設定のまま。つまり10段階のうち1で焼いたがうまくいった。最大出力でやったらこれくらいの厚さの革なら切断できるかもしれない。
まとめ
レーザー加工機は本当に値段がピンキリでどれを選べばよいか悩むところであるが、最大印刷サイズは8cm×8cmの大きさで事足りるのであればこれで十分だろう。
操作も特別複雑なところは無いので初心者もすぐ使える。
ただ少し難しいと思ったのは素材を置く角度だ。
当たり前だが印刷する絵に対して素材をまっすぐ置かないと曲がった状態で印刷されてしまう。
水平を保つのに何か治具があればいいのだが、そのうち3Dプリンタで作ってみようかと思う
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