SOCOM mk23には一般的なホルスターが合わない
前回、3DプリンターのUPBOX+の調整を行った。
今回はUPBOX+を用いて、東京マルイから発売されている「SOCOM mk23」の専用マウントを作成していく。
私は来週のサバゲーに備えてSOCOM mk23を購入した。



ご存知の通り、SOCOM mk23は普通のホルスターにはでかすぎる。
本体だけであれば普通のハンドガンなのだが
サプレッサーやライトユニットを付けると30cm定規を裕に超えてしまう。

本来ハンドガンはサブ武器としてメインとマシンガンと併用して持ち歩くものだが、いまいち携帯性が悪い。
そこで、ワンタッチで格納・取り出しできるSOCOM mk23専用ホルスターを作成したいと思う。
今回はその前段階として、まずは専用マウントを作成し、コツをつかんでからホルスターを作成していきたい。
3Dプリンターのデータ作成に必要なCADと道具
まず3Dプリンターには印刷するためのデータが必要だ。
そのデータを作成するためにはCAD(computer-aided design)が必要である。
私が使用しているCADはAutodeskの「Fusion 360」である、下記のサイトからDLできる↓
こちらは無料のCADソフトだが、タダとは思えない程高性能である。まだ使ったことはないが、熱応力や物理演算も可能で、レベルの高い設計にも耐えうるポテンシャルを持っている。
そしてもう一つ必要なのがデジタルノギスである。


これを用いれば、0.01mm単位で計測することが出来る。 長さは15cm程度で十分であろう。
まずは採寸と設計から
なにより大事なのがこの採寸作業である。
先ほどご紹介したデジタルノギスを使用して必要な部分の採寸をしていく。
直線的な部分の計測はさほど難しいものではないが、曲線になると話は別だ。
円弧の始点から終点までの長さを計測したりしてなんとか半径を割り出すのだが、連続して半径が変化していくようなものはとてもじゃないが計測できない。
そこらへんは実際に3Dプリンタで作成してみた現物とすり合わせるしかない。
マウントは20mmピカニティレール式で画像のライトユニットがついていた部分を使用して取り付ける。

計測は多方面から行い、設計図に落としていく。

1回目試作品プリント
一回目はとりあえずライトが付いていた部分にフィットする曲線を探すため、原寸合わせで調整しようと考え、その部分だけをピンポイントで設計&印刷してみた。
結果はバッチリ、びっくりするほどの精度で印刷することができた。
2回目試作品プリント
次は銃の底面の曲線に沿ったデザインで設計した。
こちらもばっちりビタビタの精度だ。
ついにmk23の専用マウントが完成
下部の曲線を作成してしまえばもう簡単。
後はレール部分を作るだけ、
それでは完成品をどうぞ!




いかがだろうか、思ったよりいい感じではなかろうか。
ネジの長さは調整しなければいけない。
ポテトグリップのようになっているので非常に握りやすい。
下の動画では実際にスコープを乗せた状態も確認できるので是非見てほしい。
まとめ
せっかく3Dプリンタを買ったのだからこれからじゃんじゃかエアガン部品を作っていきたい。
ご要望があればメルカリなどでも販売するので気軽にコメントしてほしい。
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