ETCの選び方 ETCとETC2.0の違いについて
はい、今回はETCをとりつけていきたい。
ETCといえば大体の人は車を買ったときにディーラーでつけてもらうか、後付けでカーショップでつけてもらうかだろう。
まぁそれでもいいんだけども、せっかくだし工賃の節約と共に車に詳しくなるっていう意味で自分でやってしまおうと思った次第である。
もちろんとりつける車種は先日購入したアクセラハイブリッド↓
この前買ったやつね、運転席の下につけていた痕跡はあるんだけど取り外されてたようだ。
それでは作業開始。
取り付ける前にまずETC本体を入手しなければならないが、考える点がある。
それはバージョンの違いについて。
現在日本ではETCとETC2.0の二種類が混在している状態である。2.0の方が更に進化して新しいものである。
2.0の何が凄いのかと言うと
- 先の道路の急カーブや落石情報などをお知らせ
- 渋滞情報を受信して回避可能
- 災害発生時の対応促進
- ナビやスマホと連携
- 特定の区間が割安
こんな所だろうか、まぁいろんな情報が入ってきて便利だよーってこと。
ただ、考えなければいけないのは値段と取り付け方法。
値段については約3倍と言っていい。まぁ機能が増えるわけで、それなりの値段がするのは仕方ない
取り付けに関しては、ナビとの連携が必要な物が多く、作業と難易度が増加するようだ。
私はとにかく安くて簡単なものを選ぶことにするので、普通のETCでいいや。
余談だが、一時期ドライブスルーで商品を販売しているファーストフード店では、「お金を出さなくてもETC2.0で支払えるようにする」っていうのを聞いて感心したのだが、私はまだ見たことが無い。単なる噂だったのだろうか。
パナソニック の ETC車載器 CY-ET925KD はアマゾン売り上げNo1
私が今回取り付けるパナソニックのCY-ET925KDという機種は、アマゾンで人気No1のETC車載器である。
この大きさの箱にすべて詰まってきた。


これが本体、サイズはタバコ程だろうか。
カードの取り出し口が工夫されており、間違って飛び出したりしないようになっているらしい。

ETCを取り付けるための座金である、車体とETC本体の間に挟まる部品。4つ穴が開いているが、ここにネジを通したりして取り付ける。

こちらはETCの送受信部である。スピーカもここに内蔵されている。電源が通ると青く光る。

電源などを取るためのケーブル類。

それと説明書だ。

ちなみに電子説明書については、下記リンクからDLできるので参考にしてほしい。
http://car.panasonic.jp/support/manual/its/data_t/et925kd_t/et925kd_t.pdfまず CY-ET925KD を オートバックス にてセットアップ
実は買ったETCをそのまま使うことはできない、必ずセットアップが必要なのだ。
セットアップは自分で行うことが出来ないので、カー用品店にて行う。
最近は殆どの場所でセットアップができるようだが、一応電話しておくとスムーズだろう。
車検証を持って店内で書類を書けば、約10分程の手続き時間でセットアップが終わる。
料金は2000円程であった。
帰り際、しつこく「取り付けもうちでやらないか?」と誘われるが無視して店を後にする。
CY-ET925KD の 電源 はヒューズボックスから確保
今回ETCの電源はヒューズボックスから確保することにした。
シガーソケットなどから取る方法もあるが見栄えが悪い、私は完全に配線が見えないようにしたかったのでこの方法を選んだ。
まず、ヒューズボックスのカバーを開ける。通常は運転席の右膝らへんにあるものだが、アクセラハイブリッドの場合はなんと助手席だった。

なんか色のついた小さいピンがいっぱい刺さっているが、これがヒューズボックスだ。
説明書にはバッテリコード、アクセサリーコード、アースコードの三本をETCに接続せよと書いている。そのうちアースコード以外の2本をヒューズボックスから取ることになる。

電源を取るには、この商品を使う。
この商品をヒューズの穴に差し込むことで、簡単に電源を確保できるのだ。

ヒューズにはいくつか大きさに種類があり、アクセラハイブリッドは「低背」タイプであった、他社種に取り付ける場合は、よく確認してほしい。
ヒューズを抜く前に検電を行う
よっしゃ道具も揃ったしヒューズひっこぬいたろ!というのはまだ早い、大事な作業がまだある。
それが「検電」である。
前項で述べたように、常時電源、アクサセリー電源の二種類を探す必要がある。
そこで必要になるのがこの検電テスターだ

中には針状の物と、ワニ口クリップが入っている。

ワニ口の方を車体アースに取り付けて、針側をヒューズに接触させる。アースのワニ口は写真のように、ドアのネジに接続した。

よく見るとヒューズの電流値の数字の両サイドに検電用の小さい端子が出ている。
ここに針を当てるのだ。
電流が流れているヒューズに針を当てると、針の取っ手部分のLEDが光る。

今回はアクセサリ電源、バッテリー電源を探す。
- バッテリー電源の探し方
- キーがOFFの状態で針のLEDが光るヒューズを探す
- アクセサリー電源の探し方
- キーをアクセサリーに入れた時に光るものを探す。
結果、下記図のように、アクセサリー電源は4番のヒートシーターの電源。バッテリー電源は13番のエアバック電源から取ることにした。

ヒューズを抜いてフリータイプ電源を差し替え
該当するヒューズをペンチなどで抜き取り、フリータイプヒューズ電源に突き刺す。蓋は硬いが思い切り閉める。


そして、この端子を、今抜いたヒューズボックスに差し込むのだ、若干緩い気がするがしかたなかろう。

ここからの画像は違う端子に刺さっているものがあるが気にしないでほしい。

助手席のグローブボックスを取り外し加工する
今回のETCはグローブボックス内に取り付けるので、まずはグローブボックスを開け、左側にある写真のバーを引っ張って外す。

するとボロンとグローブボックスが取れるのだ。

ETCの配線が通る穴をあけていく、プラスチックなので、キリと拡張用のリーマーがあれば事足りた。


内貼りを剥がして受信機を設置、場所を考えて
アクセラ助手席からバックミラーにかけて配線を通すため、内貼りを剥がしていく。
まずは、雨が入ってこないように付いているこのゴムを引きはがす。

剥けるように気持ちよく取れていく。

そしてピラーの部分も外していくのだが、これが結構硬い。
ちからを入れて引っ張ると、バコン!という音と共に勢いよく取れる。
中には配線があるので気を付けよう。

そして、ミラー付近に受信機を両面テープで取り付ける。
その際、取り付け場所に注意しなければ正しく動作しない可能性がある。説明書をよく読んで確認する。

取り付け前にパーツクリーナーでガラスの脱脂を行わないと剥がれてくるので注意。
私はここにつけた、一度つけると剥がせないので、角度などに気を遣う。

その後このようにガラスの上面にケーブルを押し込みながら、先ほど外したピラーを通してグローブボックスの中まで配線を引き込んでいく。

いよいよCY-ET925KD本体を取り付け
ヒューズボックスから出ている2本のラインにETC用電源端子を接続する。(ここの画像とるの忘れた)

ETC電源用端子からはアースが出ている。これをボックス内の適当なネジに挟み込む。

その後、各コードの余分な長さは束ねてどこかに張り付けておこう。
最終的にこのようになっていればOK
- センサーからのラインはピラーを通ってグローブボックス内へ
- バッテリ電源ラインはグローブボックス内のETCコネクタへ
- アクセサリー電源ラインはグローブボックス内のETCコネクタへ
- ETCコネクタからのアースラインは適当なネジへ
- ETCコネクタからのラインはそのままグローブボックス内

以上の事が確認出来たらセンサーからのラインとETCコネクタからのラインをグローブボックスの穴に通し、ETC本体と接続。
また、適切な位置に台座を両面テープで固定した。(曲がっちゃった)

この台座は本来ねじ止めするものだが、両面テープの粘着力が強力なので必要ないと判断した。
最後にETC本体を台座に取り付ける。

後はグローブボックスを元に戻す。説明書の通り動作確認を行えばすべての作業が完了である。

まとめ
私は今回初めての車弄りとなったが、ETCの取り付けは初心者向けだろう、特別これと言った難しさもない。
更に工賃なども節約できるので興味があったら是非チャレンジしてほしい。
ちなみに、なぜ今回ダッシュボックスの中へ設置したのか。
購入当初は、運転席左膝らへんへ設置しようかと企んでいたが、ヒューズボックスが左にあるため、各ケーブルの長さが運転席まで届かなかったのだ。

私と同じくヒューズボックスが助手席側にある車は、必然的にグローブボックスの中へ設置することになるだろう。
誰かの参考になれば幸いである。
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