アクセラハイブリッド 隠れた名車を評価 レビュー

アクセラハイブリッド
レビューと理論

 アクセラハイブリッドを買った理由

現在飛ぶ鳥を落とす勢いのマツダ、その主役は低燃費で静かなクリーンディーゼルである。

しかし今回私が買ったのはアクセラ、それもディーゼルではなくハイブリッド仕様車である。今のところ私以外走っているのを見たことが無いそこそこ珍車である。

今回はマツダが密かにで売っているアクセラハイブリッドを購入してみた、その性能や乗り心地、内外装について詳しく紹介していきたい。

私はしばらくクラウンに乗っていた。

クラウン

しかし諸事情により手放すことになる。今回クラウンを売却するにあたり、新しい車を探していた。

最初は4WD車を買おうと思っていた。ここは豪雪地帯である。ゆえに4WDは心強いのだ。

じかし以前私はこんな記事を書いた。

四駆

おっと、一番最後にFFのハイブリッドを買うと書いているではないか、、、有言実行である。

ってことで買ってみた。買うに当たってはカーオークション代行業者を使用した↓

カーオク

アクセラハイブリッド-Sのスペック

マツダ アクセラハイブリッド(AXELA_HYBRID)ハイブリッド-S(2014年11月)カタログ・スペック情報  

ボディタイプ セダン
ドア数 4ドア
乗員定員 5名
型式 DAA-BYEFP
全長×全幅×全高 4580×1795×1455mm
ホイールベース 2700mm
トレッド前/後 1555/1560mm
室内長×室内幅×室内高 1845×1505×1170mm
車両重量 1390kg

燃費・性能・詳細スペック

エンジン・燃料系

エンジン型式 PE-VPH
最高出力 99ps(73kW)/5200rpm
最大トルク 14.5kg・m(142N・m)/4000rpm
種類 水冷直列4気筒DOHC16バルブ+モーター
総排気量 1997cc
内径×行程 83.5mm×91.2mm
圧縮比 14.0
過給機 なし
燃料供給装置 筒内直接噴射(DI)
燃料タンク容量 45リットル
使用燃料 無鉛レギュラーガソリン

環境仕様

10モード/10・15モード燃費 —-km/リットル
JC08モード燃費 30.8km/リットル

足回り系

ステアリング形式 パワーアシスト付きラック&ピニオン
サスペンション形式(前) マクファーソンストラット式
サスペンション形式(後) マルチリンク式
ブレーキ形式(前) ベンチレーテッドディスク
ブレーキ形式(後) ディスク
タイヤサイズ(前) 205/60R16 92V
タイヤサイズ(後) 205/60R16 92V
最小回転半径 5.3m

駆動系

駆動方式 FF
トランスミッション CVT(無段変速車)
LSD —-
後退 —-
最終減速比 3.267

装備・オプション

エクステリア

フロントフォグランプ 標準
リアフォグランプ —-
キセノンヘッドランプ(HID) 標準
プロジェクターヘッドランプ —-
フロントスポイラー —-
リア/ルーフスポイラ― 標準
リアワイパー —-

セーフティ

運転席エアバッグ 標準
助手席エアバッグ 標準
サイドエアバッグ 標準
ABS(アンチロックブレーキ) 標準
トラクションコントロール 標準
前席シートベルトプリテンショナー 標準
前席シートベルトフォースリミッター 標準
後席3点式シートベルト 標準
チャイルドシート固定機構付きシートベルト —-
サイドインパクトバー 標準
ブレーキアシスト 標準
衝突安全ボディー 採用
EBD(電子制動力配分装置) 標準
盗難防止システム 標準
その他安全装備 DSC(ダイナミック・スタビリティ・コントロールシステム:横滑り防止機構)

カーナビゲーション・オーディオ

ナビゲーション —-
ナビゲーションメディア —-
サウンド(カセット&MD) AM/FMラジオ
CDプレイヤー —-

アメニティ

エアコン フルオート
パワーウィンドウ 標準
集中ドアロック 標準
ステアリングテレスコピック機構 標準
ステアリングチルト機構 標準
クルーズコントロール 標準
本革巻きステアリング 標準
革シート(※) —-
運転席パワーシート —-
後席パワーシート —-
ウッドパネル —-
サンルーフ/ムーンルーフ —-
アルミホイール 16インチ標準
分割可倒式リアシート —-
UVカットガラス 標準
プライバシーガラス 標準
※革シートについては一部合皮を使用している場合があります。

アクセラハイブリッドの内外装について、ちょっと外車っぽくてかっこいい!

洗車していないので汚い、ごめん

ライトはHIDヘッドライトである。タイヤは16インチ

アクセラハイブリッド

非常に明るい、フォグライトは白熱球の色である。

横から見ると鼻が長い、タイヤを17インチにすればさらにかっこよくなりそうだ。後部が丸いのでややクーペ気味なフォルムとなっている。車高はそれなりにあるので今のところ底を擦ったりはしていない。

後ろから見るとややモッタリとした印象だ。後ろにワイパーが付いていないので雨が降った日は結構困る。

ドアを開けるとこんな感じ。私のアクセラは中間グレードなので革シートではない。個人的にクラウンの時のお尻の蒸れで革にはうんざりしていたのでちょうどよかった。

こちらは運転席周り、クルーズコントロールが付いており、運転がとっても楽。オーディオ関係のボタンもついている。

アクセラハイブリッド

エンジンスタートボタンはハンドルの左側。

メーターはこのようになっている。右には燃費、左には現在の走行状態が表示される。俗にいうタコメータと言うものはついておらず、現在の回転数などはわからない。

ハンドルの下にはチルコ機構がついており、かなりの可動域でハンドルを動かすことが出来る。

右ひざ部分には各種モード切替ボタンが付いている。

ドアのボタンまわりはカーボン調のシートを貼っているが、ややチープな印象だ。

そしてこれ、ヘッドアップディスプレイだ。現在の速度やナビをここに投影できる。

カメラだと見づらいが、運転者からははっきり見える。こちらはナビから角度や明るさ、表示される情報の種類など細かく設定することが出来る。

HUD

助手席からみると、半透明なガラスが立っているだけに見える。運転手からしか見えないのである。非常に先進的だと感じた。

センターパネルはこのようになっている。プラスチック感がある。最近の車では珍しいサイドブレーキもある。

シフトレバーに関しては、トヨタプリウスとほぼ同じようなものが付いている。最初は慣れが必要だった。

センターに構えているのは賛否両論あるマツダコネクト搭載の純正カーナビである。私は今のところ使いづらさなどは特に感じていない。ナビが示す自車の位置が大きくズレた事もない。

操作は主にシフトレバー下のこのボタン郡によって行う。丸いのはダイヤルに見えるがグリグリ動かしたり押し込んだりすることが出来る。PS4のアナログスティックを想像していただければよい。これの操作はよく言われるように煩わしい。

画面はタッチパネル対応なので、ボタンで動かすより正直触った方が早い。指紋が気になる。

画面でドライブモニターを選択するとこのように現在のバッテリーや走行状態を見ることが出来る。これが加速時、エンジンとモーター両方で加速する。

高速巡行時、エンジンのみで走行し、バッテリーへも充電している。

低速からの発進時はモーターのみでスルスルと加速していく。逆光で申し訳ない。

アームレストはこんな形状、運転席側が若干尖っており、ここを掴むとちょうど真下に開閉用のボタンがある。

中にはUSBケーブル端子が二つ、シガーソケットが一ついている。このUSB端子は直接ナビと繋がっており、音楽を流すことが出来る。

よくみると左前面にはクボミが付いており、スマホの充電ケーブルをここから通すことが出来るのだ。よく考えられている。

ミラーは防眩機能付き。後ろからハイビームが当たると自動で眩しさを押させてくれる機能がついている。指で指示しているボタンを押すことで電源を入り切りできる。

ミラー上部にはサングラス入れがついている。

助手席の足元は十分な広さだ。

ダッシュボードの中も平均的な容量。

ドアにはペットボトルを入れるスペースがある。しかしなぜ斜めになっているのだろう、管が置けない。

後部座席についてもそれなりにゆとりがあると思う。シートの座り心地も悪くない。

私が普通にドライビングポジションをとっても膝周りはご覧の通りのスペースがある。

頭上のクリアランスは若干圧迫感があるが、気にするほどではないだろう。私の身長は171cmだが、問題は無い。

トランクはやや狭めである。これはハイブリッド用のバッテリーが載っている故しかたのない事だと思う。

アクセラハイブリッドは動力の静粛性が高いが外部ノイズが気になる。

最初の運転の時。ブレーキを踏み始動スイッチを押すと、ナビとシステムが起動し、ヘッドアップディスプレイがゆっくりと立ち上がる。しかしエンジンがかからない。

バッテリーに余裕がある場合、発進時はモーターのみで走行するのだ。そのためエンジンがかからないのである。私も何も下調べ無しでこの車を買ったわけでは無い、このことについてはもちろん知っていたが、ハイブリッド車が初めてという事もあって少々感動した。

ゆっくりアクセルを踏むとモーター特有の「キュイィィィィィィィーン」という近未来な電子音と共にスルスルと加速していく。

アクセルを強く踏み込む or 車速が60km前後に到達すると2000ccのスカイアクティブエンジンが起動する。エンジン音については静かな方ではないだろうか。起動によるショックや振動も無く、軽く音楽でもかけていれば同乗者は気付かないだろう。動力系においては満足と言える静粛性だ。

しかし私が少々気になったのは、ロードノイズと風切り音である。動力系が静かであるが故にノイズが際立ってしまう。

ロードノイズについては、タイヤの性能なども考慮しなければいけないため、判断するのが難しいが、私的には煩いといっていいレベルだと思う。70km/hを超えると後部座席の人との会話には気を遣う。

風切り音については、そのうち市販の風切り音低減用キットなどを用いて対策を講じたい。

乗り心地はやや硬め、しかしその分カーブなどの走行性能は高い

私が最初に乗り込んだとき。最初の印象は「足が硬い」である。

まぁ前車がクラウンであったことを考慮しなければならないが、路面の状態を良く拾って運転手に伝えてくる。マンホールや道路のつなぎ目を超える際にはやや大きめのショックが伴う。

しかしアクセラハイブリッドのサスペンション方式は、前輪がマークファーソンファラット式、後輪がマルチリンク式となっており、他の「足が柔らかい」といわれるセダン車にも採用されている組み合わせである。

このことから、足の硬さはマツダの味付けであると判断することが出来る。車のコーナー性能は足の硬さと反比例する傾向にあるあため、走る喜びを謳うマツダは乗り心地よりコーナー性能を優先したのだろう。

最初硬いと感じたサスペンションも慣れてしまえば頼もしい。安定した旋回力を生み出してくれる。

アクセラハイブリッドの加速

アクセラハイブリッドとプリウス、見た目や機能など、まったく異なるものだが、走行性能はかなり似ている。

というのも、アクセラハイブリッドはトヨタから供給を受けたハイブリッドシステムを使用しており、カタログ上の出力などはプリウスと全く同じだ。

しかし出力が同じでも、アクセラは2000cc、プリウスは1800ccと、エンジンの大きさに差がある。

エンジン自体はアクセラの方が大きいものの、デチューンして出力を下げているのでプリウスと同じだとの事。

やはり供給元であるトヨタに気を使ったのか、、、、、、

大人の事情がありそうだ。

2000ccのエンジンをデチューンして使っている点、バッテリーによって重量が増えている点、常に発電機による負荷がかかっている点を含めると致し方ない点はあるのだが、先日同じく2000ccのインプレッサスポーツに乗ったときは加速にかなり違いを感じた。

やはり燃費に重点を置いて開発されているようだ。

しかし私のような人間はそもそもそんなに加速を必要とする場面は無い。高速道路にも余裕で合流できるし実用的で必要十分である。

アクセラハイブリッドはかなりの燃費性能、約24km/L走る

私が田舎から札幌まで、約150kmを走行した際の燃費は、約24kmであった。

カタログ燃費が30.8km/Lであるから、達成率は約77%である。

私がしばらく乗ってわかったのは高速道路などでスピードを出すより、下道をダラダラと走っている方が燃費が良い。これはハイブリッドならではの特徴だろう。

理由としてはモーターを使える速度帯が低いからだ、体感では0~65kmぐらいだと感じる。

高速ではバッテリーが一杯になってもモーターが使用されることはないということ、これでは「めっちゃ重いガソリン車」と同じである。

クルーズコントロールもついているので、巡行時はとにかくクルコンを多用すれば最大限の性能を発揮できるだろう。

また、ブレーキも燃費に大きく関係している。体感だが踏み始めは回生ブレーキのみで減速している。さらに踏み込んでいくとブレーキパットが擦れるようだ。この時いきなりカクーンと制動力が上がるので最初は驚いた。

燃費を上げるためにはいかにブレーキパットを使わないで減速し、回生ブレーキによってエネルギーを回収するかにかかっている。

ギアをBに入れると回生量が上がるので、坂道などでは多用したい。

まとめ

これらが今回私がアクセラハイブリッドを買った感想である。

総合的に見てもかなりいい車であると感じた。

他にもアクセラハイブリッドに関してこんな記事を書いているので参考にしてほしい。

アクセラハイブリッド に パナソニック の ETC CY-ET925KD を取り付けてみた!

雪国でFFに乗ってみた!北海道で買うべき車の条件とは

ハイブリッド車の燃費を極限まで高める走り方とコツ 構造と理屈を理解しよう

コメント

タイトルとURLをコピーしました